空と科学とファンタジー

主に飛行機に関する科学について書いています

機動戦士ガンダムNT

いよいよBlue-ray&DVDが今月に発売になります。

脚本が福井晴敏さんで原作の小説も読みましたが、宇宙空間での物理現象をも描写していて大変面白いです。UCの続きにあたるのでUCを楽しんだ方はオススメです。音楽が澤野弘之、主題歌がLiSAというところも素敵です。

UCシリーズで、特に印象的だったのが、コックピットの進化です。全天モニターになっているので、死角が自分が座っている座席なんですよね。そこをついてモビルスーツ同士の白兵戦が行われるわけですが、その死角を意識して下方から接近戦を仕掛けるという…ここは小説で説明されているんですが、アニメでもしっかりとそれを意識したシーンがあります。

飛行機にもしこの全天モニターがついていたら…と想像してみましたが、あーやっぱり白兵戦するわけじゃないので要らないです(笑) そもそも計器飛行がメインなのであまり外を見ることが少ないです。実際、霧などまったく先を見通せない気象状態でも着陸できる方式がありますが、計器をしっかりとモニターすることに集中します。

どこかの構想で、旅客機のコックピットは何も機首部分にある必要も窓も必要ないとか…あるそうです。操縦が全て自動で行われ、出発や到着経路も全て決まったルートしか飛ばない、となればそれも可能なんでしょうけど。

機械もいくら何重のバックアップをとったとしても100%正常作動するとは限らないので、やっぱり最終的に人間は必要だと思っているので、未来の旅客機のコックピットの形は現在とあまり変わらないのではないかと思います。

 

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